北村透谷(詩人・評論家)の考える"恋愛"とは―

恋愛とは―人世の秘鑰(ひやく)なり

「厭世詩家と女性」より/秘鑰=秘密の鍵のこと。このあとはこう続きます------恋愛は人世の秘鑰なり、恋愛ありて後人世あり、恋愛を抽(ぬ)き去りたらむには人生何の色味かあらむ、然(しか)るに尤(もっと)も多く人世を観じ、尤も多く人世の秘奥を究むるといふ詩人なる怪物の尤も多く恋愛に罪業を作るは、抑(そ)も如何(いか)なる理(ことわり)ぞ。~明治の時代に恋愛なくして、人生なし、と言い切った元祖恋愛至上
by 北村透谷(詩人・評論家)